そらそーじょ!
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第105号 2006/02/10 ガイとイヴ
友達の清水芸人君のお家に『ガイ』という名の犬が暮らしています。コーギーと何かの雑種のようですが、なかなか血筋の良さそうな姿顔立ちをしています。去年の11月頃に突然家の近くに現れたそうで、首輪もないし、家で飼うことにしたようです。彼のお家には奥さんと4人の娘さんがいますが、しつけも良くっておとなしい犬なのでみんなが可愛がっています。お正月にはガイも一緒に広島に里帰りしたし、神戸やあちこちの仕事(彼は大道芸人です)にも一緒に行ってるようでした。
さて、ガイが来てから毎朝日課になった清水君とガイの散歩。その事件は今年に入ったある寒い日に起こったのでした。いつものように二人…というか二匹が散歩していると向こうから走ってきた車が突然速度を落とし近づいてきました。不審に思った彼はガイを促してお家の方に。停車した車から転げるように降りてきた中年のおばさんが、いきなりガイに向かって叫びました。「イヴ!」訳が解らない彼を尻目にガイは一目散におばちゃんのところへ。そうです!ガイは本当はイヴだったのです。その場でお互い事情を説明し合い、ある日いなくなったイヴの飼い主とある日突然現れたガイの飼い主は納得しあって、イヴとして帰ることになりました。子供たちも学校から帰ったらさぞやがっかりするでしょう。でも仕方ありません。だって、ガイは実はイヴだったんですから。ところが!実はその夜、イヴの飼い主が訪ねてきて、イヴの状態がホントに良いことを見て、「ここにいた方が幸せかもしれません。よかったら大事にしてやってね。」ってことで再びイヴはガイになったとさ。めでたしめでたし。(実話)
(弓庭規生)
(2006年2月10日発行ツーカイネットスクラム第105号 掲載)
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