そらそーじょ!
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第104号 2006/01/20 線でつながる点と点
子供の頃、数字が打ってある点をその数字の若い順番に線でつないでいくと何かの絵になるっていうのあったでしょ?自動車だったりヨットだったり、はやりの漫画の主人公の顔だったり。あれって独立した点と点を線でつなげることによって、それまでは孤立した存在であったものが互いに関係しあって一つの造形を形成するわけです。社会の仕組みもあれに似てますよね。個人が独立した点だとすると上司と部下という関係性や、発注者と受注者の関係性や、家族とか親戚とか班とか区とか市町村とか県とか国家とか…。ただ点線画との大きな違いは、点線画は自分より一つだけ数字が大きいやつと、自分より一つだけ数字が小さいやつのたった二人としかつながってないのに比べて、社会では自分から発する線も着する線も複数だってこと。つまりは個人個人がハブであるということです。毒蛇のことじゃないですよ。ハブ空港のハブね。
そうなってくると、その孤立した個人という点がどれだけの線を持っているか、つまり自分以外の誰かとどれだけつながっているかがその人のアイデンティティなわけで、結局はとっても面倒くさいけれど、沢山の人間とつながっている人と、自分が何本つながっているかでその人間のキャパシティが決まるということなのです。
新しい年を迎えて、そして新しい家族が増えて、私は自ら切断したそれらの線を今一度結線する作業を始めようと思っています。中にはもうつながらない線もあるでしょうが、はたしてどんな点線画が姿を現すのでしょうか。
(弓庭規生)
(2006年1月20日発行ツーカイネットスクラム第104号 掲載)
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