そらそーじょ!
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第88号 2005/5/27 山奥の暮らし
私の住んでいる長谷毛原地区は、美里町でも一番奥だと言われています。
しかしモノは考え様、一番奥ということは一番出口にも近いわけで、お隣のかつらぎ町の大手スーパーやホームセンターなんかだとものの20分程度で行けますし、おんなじ時間野上町や海南市に向かって走るよりも買い物なんか便利だったりするわけです。もちろん街に近い場所で暮らしている人達に比べれば、不便なことも多々ありますが、一年のほとんどをゴッホの絵画のような萌える新緑の中で生きることを思えば、比べ物にならないくらい贅沢な暮らしなわけです。
ケーキ作りなんかが趣味の私の奥さんが、私の体形を見て泣く泣くご近所のおっちゃんおばちゃんに配ったりした日には、それこそ翌日、笠地蔵の恩返しかと思うくらい新鮮な野菜がドバーっと運ばれてくるのです。
チンケな畑で一応自家栽培のマネ事をしている私が作った野菜なんか、いつまでたっても口にされることなく、やたら大きな冷蔵庫の野菜室かなんかで『さあ!果たして何日もつのか』の記録に挑戦させられているかの如くほったらかしにされているのですから。
しかし、そんな素敵な田舎にとって最大の悩みは人口の減少、子供の減少なわけです。
この問題に取組もうと長谷毛原地区で活動している「のぞみ会」という組織が中心となって新たに『長谷毛原ワッショイ』という構想が持上りつつあります。様々な問題で家族留学を考えている都会の人達のサポートをしようという試みです。このような地域活動も、私の畑もいつかは大きな実をつけます様に。
(弓庭規生)
(2005年5月27日発行ツーカイネットスクラム第88号 掲載)
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