そらそーじょ!
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第67号 2004/7/9 幻の料理人の店
私は今、西表島におりま〜す。去年はお店(地球庭園)のオープンでついに来ることができなかったので、今年はお客さんの大ブーイングは覚悟の上で、奥様とやってまいりました。しかし台風(七号)と出くわしまして、ステイ先の友人の自宅で軟禁状態なわけです。またこの台風足が遅くて、もう〜早く通り過ぎろっちゅうねん。まあそんなボヤキはこれくらいで、着いた初日に、『はてるま』という幻の料理人がやっている店にこっちの友人達に連れていってもらいました。西表の古民家を改装した20坪位のお店で、いわゆる完全自然食の郷土料理をとても美味しく食べさせてくれるお店です。やってるのは吉本ナナ子さんという女性で、彼女こそが幻の料理人なわけです。まず店名は彼女の出身地『波照間島』からきています。そこで子供の頃から憶えた山菜料理や海の幸料理などを沖縄本島で同じ店名でやってたわけですが、ある時訪ねた西表島の食材の力強さに圧倒されて突然本島の店を閉めて誰にも内緒で西表に移住して、また密かにお店を始めたというわけです。顧客には超有名作家やデザイナーも多くて、どこに行ったんだとみんな探してたらしくて、最近では「やっとみつけた〜」なんて言いながらお店に来るといってナナ子さんは笑ってました。で味の方はというと、と〜てもシンプルで塩だけ…とか味噌だけとか。しかし、食材の豊富さと手間のかけ方はまったく尋常ではありません。美味かったの一言。おまけに幻の料理人はとっても気さくなネーネーです。こっちにいる間にもう一回行こうっと。
(弓庭規生)
(2004年7月9日発行ツーカイネットスクラム第67号 掲載)
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