地元人物事典

FileNo.109 海南サッカー協会会長 土谷和秀さん

強なるようにしちゃらなあかんのや。

今回のお客様は、海南サッカー協会の会長、土谷和秀さん(54才)。F・Cバレンティアの今日の活躍を支える功労者の一人である。少年サッカーと自身の仕事に熱き情熱を燃やし続けている。
和歌山県海南市・海草郡 海南サッカー協会会長 土谷和秀さん 「サッカーが好きやから…」と、土谷さんは話す。「サッカーをやり始めたんは高校からよ」海南高校のサッカー部に大勢の友人たちと入部した。しかし練習の厳しさに、友人たちの大半は途中でリタイアしてしまった。そんな中、最後までやり通した土谷さんの思いは、その一言に凝縮されていた。他に理由はない。ただサッカーが好きなだけ…。好きだから続けられたし、今も関わっている。
小学生サッカーのコーチを始めたのが24才の時。それからずっと現在も続いている。「やっぱりサッカーが好きやから…」という答えが返ってくるにちがいないから野暮な質問をするのは控えた。それにしてもその純粋な気持ちを永く持ち続けられているのには感服する。

先日の全日本少年サッカーにももちろん同行した。ちなみにF・Cバレンティアの戦績は、一勝一分け三敗だった。一次リーグでの敗退だったが、「強豪チームばっかりの中で一勝したのは大きい。それと、負けた試合でも点を取ったし、今回の経験は次へつながると思うで」と満足げに話す土谷さん。
F・Cバレンティアは、地元の小学生チームが合併して誕生したチームだが、合併後メキメキと力をつけていった。その強さの秘密を土谷さんに聞いてみた。「まず、合併したことによってコーチングスタッフが増えたから…」つまり、いくつものチームの監督やコーチがそのまま留まったおかげで、個々の選手に対するコーチ陣の割合が増えたことになり、今まで以上に目が行き届くようになったということだ。合併して1チームになったからといって監督やコーチを単に整理してしまわなかったことが良い結果につながったのだともいえる。
「バレンティア(地元の少年サッカー全体も)は、これからもっと強なっていくで。いや強なるようにしちゃらなあかんのや。」土谷さんは、その責務は自分たちにあるのだといわんばかりに話した。

土谷さんは、仲間たちと興した会社から、先頃一人で独立した。理由は?「自分が目指していたものと違う方向に進んでいるのに気づいたから…」かもしれない。土谷さんだけ向きを変えるわけにはいかないので身を引くことを選択したのだそうだ。
土谷さんの仕事は、簡単に言ってしまえば「縫製品の検品と補修」もっと言いたいのだけれどシークレット部分もあるので止めておくことにする。土谷さんは仕事の上においても自身の情熱と夢をもって突き進んでいく。新しい社名の「ライフアップ ドリーム」にも、夢の一文字が付け加えられている。
純粋な気持ちのままを貫ぬき通す土谷さんは、きっと今夜も一杯やりながら…まずは良い夢を見ているにちがいない。

(編集長)

第30回全日本少年サッカー大会よりFCバレンティアの試合風景

▼芦原SSS戦(福井県)3○1
和歌山県海南市・海草郡 FCバレンティア
▼Fマリノス戦(神奈川県)1●4
和歌山県海南市・海草郡 FCバレンティア
▼周防灘FC戦(福岡県)0●3
和歌山県海南市・海草郡 FCバレンティア

(2006年8月25日発行ツーカイネットスクラム第118号 掲載)

このページのトップへ